五行歌

素直な心
押し殺したまま
働くのは
辛い
大人の世界

短歌

二年間温めてきたこの想い今言わないと行き場失う



伝えても僕の気持ちは届かない？恋の女神が男を選ぶ

短詩

ただ待つより
愛を膨らませて待つ

俳句

初舞台足ががくがくふるえてる

初雑煮たまには味噌でやってみたい

お正月食べすぎ示す胃のもたれ

詩画像

五行歌

窓開いたら
微かに聞こえる
潮騒
静かな心に
届く癒し

短歌

眠れずに夢と現実に挟まれてサンドイッチの胡瓜の気分



ダンスして日頃の憂い忘れ去り陰に隠した女に戻る

短詩

心に無償の愛を忍ばせて
見つめる景色

俳句

潮の香と水仙の香の絡み合い

水仙花声する方に向き変える

初芝居正月呆けの役者さん

詩画像

五行歌

桜吹雪に
隠れて
口づけても
離れてゆく心は
隠せない

短歌

手作りの食器に宿る魂が買いたい人の心を掴む



君の家まで延びている畦道は互いを繋ぐ赤い糸かな

短詩

星の輝きは

遠い記憶を照らし

心に映し出す

俳句

冬の夜熱々の酒飲み更ける

大寒や電気毛布の熱上げる

冬牡丹包まれている夢一つ

詩 サヨナラの予感

観覧車から見える夕暮れ

ぼんやり眺めてる

何か言いかけてやめる君の姿に

｢別れ｣の文字見え隠れしてた


別れの予感ずっとしてた

真夜中に想い浮かべる君

笑顔もなく僕から離れてゆく


良い想い出は片っ端から

持っていかれそうで怖い･･･


心にぽっかり穴が開いたように

大切な想い届かずに消える･･･


｢サヨナラ･･･｣と小さな声で一言

育んだ愛は輝き失い

モノクロ写真のように物哀しい

途切れた足跡が残るだけ


観覧車がグルグル回るように

また巡り巡って

何処かで逢えるかな･･･

お互いとっておきの笑顔で･･･

詩画像

五行歌

ひらひら
舞い落ちる
花弁見ていたら
切なさだけ
増幅される

短歌

からっぼのグラスに注ぐ赤ワイン街の夜景が微かに浮かぶ



何年も進展しない関係に区切りをつける別れの言葉

短詩

冷たい海風が

心に触れたら

忘れかけていた

悲しみが騒ぎ出す

俳句

寒波来る天気予報が告げる朝

ピアノ弾き音に染みいる冬景色

真っ白な雪景色汚す煙かな

詩画像

五行歌

嘘ついて
あなたの心を
引き寄せても
嘘で固められた
私でしかない

短歌

降り積もる雪溶かせない温もりで君の心は覆いつくせない



あの日には戻れはしないと知りつつも心は今も戻ろうとする

短詩

故郷の匂い

自宅の匂い

久々に感じて

落ち着く心

俳句

牡蠣いかだ海の栄養独り占め

ズワイガニ殻を剥くのが面倒臭い

肉よりも白菜多い土鍋かな

詩 広島

離れたりくっついたり
引き寄せられる僕の心
恋の痛みいつの日か
潮風となり戻ってくる

此処は東京でも大阪でもない
生まれ育った
広島の街が好き
広島の空気が好き

もう泣くのはやめて
笑顔に変えよう
思い切り笑って
恋愛運上げよう

もう一度やり直そう
この広島の地で･･･

お気に入りのシャレオで
若者の服に囲まれて
パセーラで昼食
並木通りで笑い合う

喧嘩も嫌な想いも
広島の空気が取り除いてくれる
自然体のまま
君を想うことが出来る

幸せになるには笑顔が必要
笑顔忘れず明日を見つめよう
この広島の地で･･･

詩画像

五行歌

桜色に染まる
東京タワー
見下ろす太陽が
クスリと笑えば
若葉色に染まる